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2)トラック貨物
2005年時点でのわが国のトラック輸送による貨物の発生集中量は、10.7百万トン/日と推計された。これは、1990年の1.16倍の増加となっている。そのうち、近畿圏の発生量は1.6百万トン/日(1.22倍)、集中量は1.6百万トン/日(1.21倍)と推計された。
トラック貨物の推計にあたって、2005年の輸送機関計の貨物流動量を算出した。これは、1990年の全国貨物流動量調査結果をべースに、GDPとの回帰モデルから得られた将来貨物量をコントロールトータルに用い、近畿圏内の主要な大規模開発が圏内にもたらす発生量についても加味することにより算出した。
その後、高速道路の整備効果を踏まえて、主要三機関分担モデルを用いることにより、2005年のトラックによる貨物流動量を算出した。
なお、今回の推計で得られた結果をべースに近畿圏内の39地域間の貨物流動量の算出を行い、地域別の特性把握(近畿圏のゾーニングとゾーン特性)を検討する際の資料として用いている。
今回の推計では、GDPの今後の見通しを設定するにあたり、国土審議会計画部会「21世紀の国土のグランドデザイン」(平成7年12月)で示されている値を用いている。

 

トラック輸送の推計結果

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